治療薬の流れ

2018年10月7日 日常
何十年も強迫性障害を患って、メンタルクリニックに通院してる。


初めの病院で 「レキソタン錠」のみ。
医師は「キレがいい薬だから」とお勧めされたもの。

そだ、精神的な薬は全部とはいかないまでも、大体において薬の効果が出てくるには3週間ほど掛かる。
頭痛薬みたいに即効に効くものではない。

効き目的に何ら変わりなくて、私から提案した薬「アナフラニール」も追加された。
これは効果が出始める数週間後から自覚できる効果が出たように感じた。

そしてしばらくすると新しい薬が出るからといって今のデプロメール(ルボックス)が発売されたときからこれに切り替わった。

期待が大きかったものだから思ったより効果の実感がなかった。
医師もミリ数を増やすにしても上限内より少々抑えた量しか出さなかった。

症状も変わりなくOCD(強迫性障害)も強く出てて困ってた。

その間にOCD関係の専門書的な本を(高い物だったら4000円~5000円位するものもあった。)買い漁った。


「暴露反応妨害法」という行動療法をしてくれる病院を探して大きな病院に鞍替えした。
結局 行動療法はやってないという事で「普通の診察と薬」だった。

しかし、少々違ったのはデプロメールの薬のミリ数が増えた。
そして「非定型抗精神病薬の付加投与」も追加されたこともあった。
正直言って この時は自分の心に動揺が走った。

  「私は統失なのか!?」
  「その薬の副作用で太ってしまうのか!?」
・・・ってね。

非定型抗精神病薬の1ヶ月定期で種類を変えては2か月ほど続けて飲んだ。

医師はこの分の薬は他の抗うつ剤みたく数週間飲んでみて効果が出るというものではなく、薬があってたら割と早く効き目を感じられるとのことだった。

上記の私の不安が実際の効果を感じることを鈍らせたのか、実際に効果がなかったのか、効き目は感じられなかった。

その時の診察時に「この薬って統失の薬ですよね?」と尋ねたときがあったのだが、そういった偏見を持つ私の言葉に医師は、口調は平たんなるものんだったがそれなりのお叱りを受けた。

結局効果が見られないという事で、この投薬方法は打ち切られ、私は内心ほっとしていた。
その主たる原因は非定型抗精神病薬の副作用に太るというのがあって、それが私には怖かったし、嫌だったのだ。

結局は現在の個人のメンタルクリニックを紹介され薬もデプロメールとレキソタンをメインに、最近頓服としてデパスが加わった。

ところが・・・ところがであるネットでこういう投薬治療法があるというのを見つけた。



SSRIはOCDに対する第一選択薬ですが,その効果は限定的であり,中等度以上の改善を示すものの割合は50%程度とされています。2剤以上のSSRI(クロミプラミンを含む)の十分量,十分期間の投与に対して,いずれにも反応性が乏しい,いわゆるSSRI抵抗性のOCD患者も少なくありません。このようなSSRI抵抗性OCD患者に対しては,特定の薬剤をSSRIに付加することによる増強療法が用いられています。
この中では,保険適用外ではありますが,(非定型)抗精神病薬の付加投与は,現在最も効果が期待されます(文献1)(文献2)。これは当初,ハロペリドール(セレネース)が試みられ,特にチック障害などを併存しSSRI抵抗性を示すOCD患者への有効性が注目されました。その後は,リスペリドン(RIS;リスパダール),オランザピン(OLZ;ジプレキサ),クエチアピン(QET;セロクエル)など,各種非定型抗精神病薬の付加投与の有効性が検証されており,チック関連などの有無にかかわらず,SSRI抵抗性OCD患者に有効であることが示されています(文献3)
。しかし,OLZやQETの付加投与については,その有効性を支持する十分なエビデンスは示されていないという指摘もあり(文献4),最近ではアリピプラゾール(APZ;エビリファイ)付加投与の有効性,安全性が報告されています(文献5)。また最近の総説によれば,低用量のRIS(0.5~9mg/日),あるいはAPZ(10 or 15mg/日)をSSRIに併用した場合のみ,統計的に有意な有効性が示されており,これらを使用する場合は,4週間継続してみて効果や安全性を判定する必要があります(文献6)。
注意すべき副作用として,非定型抗精神病薬では肥満や糖尿病などの代謝関連性リスクがおおむね共通しており,これをSSRIに付加する場合にも同様です(文献7) 。この点は,各非定型抗精神病薬の薬理学的特性のみならず,SSRIとの薬物間相互作用にも注意が必要と考えます(文献7)。



大きな病院の医師が試したのはこういう資料や検証されたものを知ってたから試したのかも・・・・今更ながら知った。
その時にはまぁ画期的な試みをしたんだろうかな。
大きな病院による関係上、最新の治療法が入所しやすかったんだろう。

でも大きな病院だからこそ診察時間が短くならざる得ない状況の中、医師のこの薬の療法の意味の説明が足らなかったんだと思った。


今の医師に相談してみようか・・・。
でも国の方針として薬の多剤投与はいけないという指針のため、レキソタン錠は絶対削られるだろうなぁ。
そしてメインのデプロメール錠のミリ数も減らされるかもしれない・・・。

そして何より「太る」という副作用の方が嫌だ。

このままの治療法でいこうかな・・・。

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